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プラの代わりに紙を使うのがなぜ環境にいいのか

昨今、プラスチックによる環境破壊が国際的な問題になっている。プラスチックの原料は石油だ。石油の採掘は大きな利益になり経済は非常に潤うのだが、廃棄物や石油精製時のガス、燃焼時のCO2排出と環境には悪い。そして枯渇性資源なので将来的には無くなってしまうのも大きな問題だ。

プラスチックの代わりに紙を使う事が多くなっている。しかし少し前まで森林伐採による環境破壊が大きく報道され紙の削減が謳われてきた。世界的にも森林資源が減少しており、ブラジルのアマゾン開発は国際的に非難されたりもした。プラスチックが環境に良くないのは解るが、紙も環境に悪いのでは無かったのだろうか。

 

木への勘違い

一般に地球温暖化の原因はCO2と言われている。そして森林はCO2を吸収しO2を排出する。つまり森林が多ければ多いほどその効果は高まり、気候変動は減るのではないか? という理屈だ。

しかし植物を暗室に置くとO2ではなくCO2を排出する実験を、学生の頃に行った人も多いのではないだろうか。忘れてはいけないのが植物もCO2を排出するという点だ。

 

木は育ち切るとCO2を生み出す

https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/attach/img/con_5-1.jpg

よくある質問|林野庁

上は農林水産省の外局である林野庁が公開している、樹齢による吸収量・排出量のグラフだ。若い木は成長する為にどんどんCO2を吸収しO2を生産するが、樹齢が高まると光合成によるO2の生産量は減りむしろ呼吸によるCO2の排出が多くなる。

また炭素をどれだけ溜め込んでいるかを示す「炭素固定量」は多ければ多いほどいい。上のグラフで炭素固定量が減っているという事は森林が炭素…CO2を排出している事を示す。

 

森は育てるもの

この炭素固定量を増やすには森林の「呼吸量」を増やせばいい。呼吸量を増やすのには間伐と成熟しきった木の伐採が重要だ。適度に間伐すれば森林の幹や枝、根の合計重量が増える。成熟しきった木は先述の通り光合成で生み出すO2の量が減るので伐採した方が「環境に良い」。

 

伐採が必ずしも悪ではない

そうして間引かれた木材は住宅や製品に使用する事で気候変動対策に貢献する事ができる。適切に管理された森林下で適切な木を利用する事で、むしろ環境に配慮する事ができるのだ。これはHWP(伐採木材製品)として国際合意されている

第二約束期間(2013~2020年)のルールはどうなっているの?|林野庁